初めてのコンパクトフィルムカメラ/OLYMPUS TRIP35の作例…カメラ初心者が撮ってみた

「いつもはスマホで写真を撮っているけど、たまに写ルンですを使うのも好き」な程度のカメラ初心者が、OLYMPUS TRIP35を買いました。

写ルンです以外のフィルムカメラは初めてです。

フィルムカメラどころか、デジカメ経験もない初心者の作例としてご覧ください。

 

公園でお花をパシャパシャ。

この日は曇り空でした。

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紫陽花。ピントが合っていません。近すぎたかも

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真上からパシャリ

赤い花の色が綺麗に発色しています。

 

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これは立葵。後ろが綺麗にボケています

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真ん中のピンクの花にくっきりピントが合っています

 

ここからは違う日。滋賀は近江八幡へ行きました。

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ここは写真映えスポットですね

この日は快晴でした。 

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手前をぼかしたかった

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少し暗い場所でしたが水面が綺麗に写りました

手前に向けると露出不足の赤ベロが出たので、

水面の反射が写るように奥にレンズを向けました。

波紋が油彩画の筆のタッチのようで気にいっている写真です。

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自販機強盗。ぶれているのも味

ただの自販機も、フィルムだとノスタルジックな雰囲気がありませんか?

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鏡に自分を映り込ませるやつ。あるある

少し暗い場所だからか、

全体的に青みがかっているのが良い感じです。

 

以上です。カメラ初心者がtrip35を使うと、こんな写真になりました。

わりとピントが合っている!

あとあと見返して、初めてのフィルムはこんな写真だったなーとニヤニヤする予定です。

〆切りギリギリアウト女の悩み。ゾンビに立ち向かえません。

1週間後にせまった院試の勉強ができない。

院試に落ちるとかなりまずい。かなりまずいのでそのことについて考えたくない。

受かるために勉強すればいいのに、「勉強する=院試のことを考える」という図式が無理で勉強できない。やばくない?メンタルコントロールがへたくそ。

原因を考えて↑を解決しないと、勉強しようとしても脳が拒否する。なんならさっきちょっと戻した。文字通り吐くほどつらい。

今までどうやって勉強してたんだろう?いよいよ追い詰められてレポート締め切り3時間前とかに書き始めて単位落としたなあ。3限のテスト勉強を昼休みにやって単位落としたなあ。ギリギリセーフじゃなくてギリギリアウトで生きている。エントリーシートも、セーフとアウトの比率は50:50だった。社会不適合者にも程がある。

たぶんね、自己管理能力がない。高3のときに死ぬほど勉強できたのは塾講師と学校に管理されてたからなのだ。切実にライフコーチがほしい。私の進路をコンサルしてあらゆる〆切りを調べ、リマインドしてほしい。

”〆切が守れない”で検索すると「〆切についてのイメージが甘いからだ」とかいうページが最初に出てきたけど違うんです。〆切が怖いんです。例えるなら、私の住んでる町にゾンビが迫っている!早く逃げるか闘う準備をしなければ!っていうときに、あまりの怖さに逃げることも戦うことも出来ず、「できるだけ苦しみませんように」とギュッと目をつむり、好きな音楽で耳をふさぎ、ベッドルームでそのときを待っている感じ。これ、理解できないですよね。逃げろよ!!闘えよ!!って思いますよね。現実逃避が癖になってしまって、生きることからは逃げてるんですけどね。

 

いったいどうやったら〆切というゾンビと闘えるのか。

闘うためには自分を知らなければならない。

たぶん私はADHDです。

 

ADHDは、

・待ち合わせや締め切りが守れない
・部屋を片付けられない
・忘れ物やミスが多い

 といった、仕事や学業に直結してくる症状が特徴的で、だからこそ当てはまる人には「社会人失格」「ダメ学生」といった評価が下されやすくなってしまいます。”

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2017/03/post_18381.html
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いや、半分くらいの人は3つとも当てはまると思うんです。しかし私は常人の域を超えているからね。

 

「やらなあかんことよりやりたいことしてしまう問題(はてブロ書いてる今だよ!!)」

別名”現実逃避”

”この行動を改善するために有効なのが、「途中で放り出してもいい」と楽な気持ちで、優先順位の高い仕事の方に5分だけ手をつけてみること。”

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2017/03/post_18381.html
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 なるほど。

まずはやらなければいけないことを書き出す。

基本的に筆記対策はこれだけ。

・過去問に出てきた問題の回答を作る。

・予想問題を作って対策する。

吐くほどやりたくないのはこっち。口述試験対策。

・研究計画書を作る。

・卒論

これ、先生に見せる約束をしたというプレッシャーから完璧主義志向になっちゃって手が付けられなくなっています。1か月前に書いたクソ計画書を見るのが嫌すぎてフリーズしてる。

優先順位が高いのはこっちなんだよね。

あれかな。友達に見てもらいながら書けばいいのかな。

そんで見るの嫌なんだったら、見なくていっか。もっかい最初から考えて、あとからいい塩梅にコンバインすればいっか。よし。

 

というわけで、優先順位の高い仕事の方に5分だけ手をつけることにします。

気楽に……気楽に……!適当で、雑でもいいから、ぼんやり、書きましょう。

 

最後にポジティブなことを考える。

院試が終わったらしたいこと。

・旅行。友達に会いに行きたい。長崎と東京。あと好きな女と鎌倉旅行をしたい。冬はバイトをしまくって旅費を貯め、ひとりでサマルカンドかトルコに行きたい。5年パスポートが切れる前に。

・眼科、歯科、心療内科に行ってメディカルケアしたい。

 

院試に受かったらしたいこと。

・中国人留学生が多いので本格的に中国語を勉強してマブダチになりたい。

・卒論をちゃんと書きあげたい。

 

院試に落ちたらしないといけないこと。

・考えねえ!!!!!!!

 

 

夜は長いので、のんびりと、研究計画書の大雑把な構成だけ作ろうね。それを明日、完全に専門外の友達に相談しながら手をつけよう。友達~!これみてる~?はた迷惑な話だと思うけど頼らせてください。ごめんね。愛してる。

飼い猫の死

ふたつめの記事がヘビーすぎる件。

ペットが死んだ飼い主さんが検索でたどり着いてくれて傷を舐め合えれば…と思って書いてます。今の気持ちと事細かな行動の記録です。長いし面白くはないです。

でも猫の写真は可愛いよ。


猫の名前はミルク。

5歳だった妹が名前をつけた。なかなかのネーミングセンスである。私たちはみーすけ、とか、みーちゃんと呼んでいた。7kgあるデカいオス。

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貫禄のお腹。白猫なので耳と鼻、お腹がピンク色でほんとに可愛い。

抱っこが嫌いで膝の上にも乗らず、一緒に寝ることもなかったクールな猫だけど、最期の1ヶ月は私のベッドで過ごした。ベッドの半分をみーちゃんに譲り、わたしは直立不動で寝られるようになった。

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亡くなる2日前から何も食べなくなっていた。一昨日私が家に帰ってきた3時頃は部屋も寒くて、表情がかたい。ドアを閉めて部屋が暖かくなると、少し身体を伸ばして寛いでくれる。夕方、マッサージをすると喉を鳴らしてくれた。寝る前も撫でたけど、そのときはまた表情がかたかった。

その夜は、夜中に起きることがなかった。みーちゃんがベッドを降りた時の音で、ほぼ毎日夜中に起きていたのに。起こしてほしかった。寝なければよかった。

昨日の朝、いつも通り9時ごろに母が部屋にみーちゃんの様子を見に来て起きた。もう息をしていなかった。ひとめみて分かった。

母がみーちゃんを抱き上げて、もう明らかに死後硬直しているのに、まだあたたかかったから、「まだもしかしたら」と言った。受け入れられない気持ちはよく分かった。私は、ついにその時がきたか、という感じだった。現実感がなかった。


母がみーちゃんが好きな花柄の毛布にくるみ、箱にいれて、リビングのソファの上に置いた。そして泣きながら動物病院と火葬業者に電話した。私は淡々とみーちゃんが寝ていた毛布を洗濯機にいれ、掛け布団カバーとシーツを外した。そしてネットでペットが死んだ時にどうすればいいのか調べた。腸が腐りやすいと書いていたので保冷剤をお腹の上に置いた。

母が仕事に行ってから泣いた。現実に向き合うことができなかった。とにかく他のことを考えていたくて、ニコニコ動画でゲーム実況を観て、眠くなったらみーちゃんの遺体の横で寝て、起きたら怪談を読んだ。

ずっとツイッターをした。次々と新しい情報が読めて、何も考えずに済むから。食べたくないのに食べた。食べている間は食べることに集中できる。お腹の皮が張って苦しかった。

母と父が帰ってきて、3人でダイニングでくだらないバラエティを観ながら夕飯を食べた。みーちゃんの話は極力避けた。

夕飯の後、父はリビングでみーちゃんの顔を見ながらお酒を飲んでいる。1度私を呼びに来て、「ぐるぐるしてる音が聞こえる」と言ってじっと耳をすませていた。みーちゃんは他の誰の膝にも乗らないのに、父の膝にだけは飛び乗って、撫でられるのが大好きだった。父に撫でられると必ず喉を鳴らしたから、父の耳には喉を鳴らす音が残っていたんだろう。「聞こえるかもしれないね」と返事した。父も泣いてた。

母はネットで好きなバンドの動画をみていたけど、しばらくしてからスマホを見ながら泣いていた。「いつもみたいに(みーちゃんが)夜に起こしてくれればよかったのに」と私が言ったら、「でも、みーちゃんは最後まで人のぬくもりを……」と途中で声を詰まらせていた。母がこんなに泣いているところを初めて見た。いつも我慢する人だから。

私は、それほど自分は強くないから、とドラマを観たりツイッターをしていたけど、このままでは終わりが来ないと思ってツイッターのアプリをアンインストールした。

そして悲しみに向き合うためにこのブログを書いている。


この14年半ずっと当たり前だったことが、そうじゃなくなる。

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家に帰ったらまず最初にみーちゃんにただいまを言いにいっていたこと。特にここ数ヶ月はみーちゃんのことが心配で、帰ったら真っ先に私のベッドで寝ているか確認していたから、しばらくは家に帰るたびにみーちゃんがベッドの上にいないことを確認して泣いてしまうだろう。

みーちゃんが私のベッドを半分占領していること。あの大きな白い塊がいないベッドでなんて寂しすぎて寝られる気がしない。寝る前にはいつも撫でていたのに。明日からみーちゃんがいないベッドを見るのが1番辛い。耐えられないので、みーちゃんを寝かせているリビングのソファで寝ている。明日からも自分のベッドでは寝られないと思う。

家に1人でいても、とたとた、と猫の足音が聞こえたり、ご飯を食べる音がすること。今日の午後はずっと幻聴が聞こえていた。ぐるぐる喉を鳴らす音が聞こえていた父のことをヤバイとは言えない。しばらくは、些細な物音全てをみーちゃんが立てる音に変換してしまって、みーちゃんがもういないことを思い出して泣くんだろうな。

でも、少しずつみーちゃんがいないことに慣れていく。今は到底受け入れられないけど、大丈夫。無気力でもいい。現実逃避して、ゲームしたり本を読んでもいい。自然と元気が出るまで、ゆっくり回復しよう。

最期のときも、息を引き取ってからも、みーちゃんに向かって語りかけようとしなかったことに、ブログを書いている途中で気づいた。でもだって、そんなことするの悲しすぎる……でも一区切りにはなるだろうか。

BGMは小田和正で。ときをこーえてー


みーちゃんへ

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うちへ来てくれてありがとう。みーちゃんは生まれて2週間くらいの時に迷子になってるところを私に攫われてしまって、全然猫のお母さんと過ごせなかったのに、すごく賢かった。トイレはすぐに覚えたし、マーキングもしない。どこで寝ていても、フローリングまで移動してから吐く。幼い妹が乱暴に扱っても怒らなかった。ほんとにいい猫だった。

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普通の日本猫よりも大きくて毛がちょっと長くて毛ざわりがふわふわなところも大好きだった。こんなに綺麗で可愛い猫はいない、といつ見ても思った。鰹節が大好きなのに鰹節アレルギーで、食べすぎるとお腹の毛が禿げてピンク色のお腹になってたね。「猫のお腹ってこんなこんなんだっけ?」とママと首を捻って、毛が生えてないのはおかしいと気づいた時は笑った。

ドアの下から指を出したり引っ込めたりする遊びが好きだった。猫じゃらしよりも紐で遊ぶのが大好きだったから、きっとみーちゃんの先祖は蛇を食べてたんだろう。みーちゃんと遊びたくてズボンのウエストの紐を引っこ抜いてはなくした。

ご飯はシーバがいちばん好きだったけど、同じ種類をあげ続けると飽きて食べなくなる七色小僧だった。スープも好きだったけど、1度ママが鯛でダシをとった高級スープを作ったのに食べなかったね。ベッドに寝たきりになってから死ぬ2日前までご飯をたくさん食べてくれてありがとう。本当に嬉しかった。無理やり食べさせるときもあってごめんね。少しでも生きてほしかったの。

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みーちゃんはうちに来て、幸せだったかな。私達は、すごく幸せだった。家族の仲がうまくいかない時、みーちゃんがそこにいるだけで、喧嘩しなくてすんだ。みーちゃん可愛いね、って微笑む時は家族でいられた。鬱病でどこにも居場所がない父を救ったのがみーちゃんだった。誰にも言えない悩みを抱えた妹もみーちゃんのことが大好きだった。みーちゃんは存在するだけでみんなの心の支えだった。本当に、うちに来てくれて、ありがとう。

みーちゃんがいなかったら、無理だよ、って今は思う。子はかすがいと言うけど、うちの場合は猫がかすがいだったから。これからどうなるのかはちょっと想像出来ない。


ねえみーちゃん、今まで想像するだけで悲しくて次の日に目が腫れるまで泣くくらい恐れていたことが現実になってしまった。みーちゃんともう会えないなんて、寂しさで胸が破裂しそう。これはもう、時間とともに慣れていくしかない。猫の死後の世界がどうなってるのかは分からないけど、初七日までは幻覚を聞き続ける気がしてる。っていうかお願い、初七日までは化けて出てきて……夜中にガサガサ音ならして起こしたり、毛布の上に乗ってきたり、ドアを開けろ、ってジャンプしたり、水遊びして水をまき散らしたりしてほしい……でも成仏はしてほしい。みーちゃんは輪廻から解脱しそうなくらい徳の高い猫なので裁判を待たずに天国コースかもしれない。でも、生まれ変わってまた出会えたら嬉しい。


手紙を書くというのは、故人を思い出しながら思い切り泣くことに意味があるのかもしれない。辛くてみーちゃんの写真を見返すこともできなかったけど、ブログにはるために見返すことができた。目は腫れるけど心は少し落ち着く。

ゆっくり、みーちゃんのものを片付けようと思う。今日は片付けの日。

ネタばれ有【激情のワルキューレ感想】主にハヤフレとメサカナの話

 

2/11に観てきました。

劇場特典の色紙は水着マキマキ。

マキマキのふわふわボディ最高にきゃわわ〜だよ!!!

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始まる前に友達と「泣くかなぁ?(笑)」とか言って私はハンカチを出さなかったのですが、それは間違いだった。

《サマリー》

・ハヤフレが足りない!!!!

・メッサーの扱い

・カナメさんのこと好きになっちゃった

・その他

※以下ネタバレ感想です!(出てくるセリフは全部うろ覚えです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ハヤフレが足りない!!!!

  足りなかった!!!でも何よりも最高だったことがある。「もし違う出会い方だとしてもふたりは恋に落ちる」という答えが公式から出たこと。最高。どんな劇場版を作ってもハヤテとフレイアが結ばれる結末は変わらないだろうけれども、アニメとは別の出会い方を描いてくれたことで、パラレルワールドでも想い合うふたりを観れたことが嬉しい。出会い方を変えたのは尺を縮めるためかもしれませんけど、関係ありません。

  映画の前半は「尊いという感情で人ってこんなに涙が出るんだな」ってくらい泣きました。ラグナの夜空をふたりでルンピカ飛行するシーンGod Bless Youで。アラジンのA Whole New Worldみたいなロマンチック大爆発シーンでしたね……。

  映画の後半。アニメ最終回で裸のハヤテが「好きだ!!」って告白するシーンはクサイなぁと思ってたので、映画での、自我を失いそうになりながらも「フレイア……」「ハヤテ……」とお互いの名前を呼び合い、少しずつ意識を取り戻していくというシーンはとても良かったです。フレイアが掠れる声で歌う「ピカッとルンが光れば」に続く歌詞は「私は〜恋に落ちるの〜」なので、遠まわしに告白してるんだよね。最高。でもハヤテの「うぉう……うぉ……うぉうぉ……うぉ……」は笑いました。そこは「フレイアの……歌……?」とかで良かったんちゃうか。

  そして、歌を届けるためにフレイアが空にダイブするシーンの盛り上がり!!!フレイアの後に続くワルキューレ!!!マクロスΔはここが良い。ただ守られながら歌うのではなく、自分も命懸けで空を飛んじゃう(フレイアの)想いの強さが好き。

  最後が物足りなかったかな……アニメの「ずっと一緒だ」「……覚悟するんよ?」からの「愛の  キスで  最果てへリンク」が大好きすぎるので……分かるでしょ……?このラストがなくなり、劇場版のラストシーンがくらげ送りになったことで、メサカナが印象に残る終わり方になっていたかもしれません……。

  しかし、くらげ送りのシーンでの終わり方もそれはそれで好きです。というか、控えめなハヤフレ描写だったからこそ、強調されるものがあった。具体的には、アニメとはフレイアの心情が異なっていることと、ハヤテのフレイアへの想いを、たった一瞬の画で描いたのが素晴らしかったです。映画の時間軸では、くらげ送りの時にメッサーのことを想いながら、フレイアはきっと自分の寿命のことも考えずにはいられなかったはずなんです。だから、ハヤテはあそこで結晶化したフレイアの手を握る。無言だけれど、そこには「ずっと一緒だ」という、アニメ最終回のセリフと同じ想いが表現されていました。美しく叙情的な愛の描写は最高でした。映画最高。

裸ハヤテが「好きだ!」って告白するシーンがなくなったこともそうですが、劇場版はセリフでキャラクターの心情を説明せず、画だけで表現しているのが素晴らしいですね。

・メッサーの扱い

  アニメ版でのメッサーの死は、ハヤテに“命懸けで守る”ことの本当の意味を教えた重要な死ではあったけども、なかなか呆気ないケチャップ死だったので、映画の変更点はとても良かったと思います。でもね……辛かった……。

  「貴方の歌は、俺の命です」「歌い続けてくれ、カナメさん……!」というメッサーの言葉の後にカナメが歌うAXIAはいろんな想いが渦巻いて涙が止まりませんでした。

羽根よりも命が軽くなる世界”で、“君(カナメ)は私(メッサー)の生きる意味”なのである(号泣)。

  「歌は命!」という言葉通りメッサーは命を懸けてカナメを守るんですが、カナメも戦場の中、メッサーのヴァール化を食い止めるために命懸けで歌い続ける。

「躱しただと?!」

から息止まってた~~!ミシェルルート(マクロスF劇場版)来るか??!!と期待したよね〜!くっそー!でもカナメを守りきり、カナメの腕の中で眠ることが出来て、本当に良かった。

“貴方の歌は、俺の命”なので、カナメの歌がある限り、メッサーの命も永遠だ。だって、カナメが歌う時、カナメの心の中には必ずメッサーがいるから。命を懸けて守ったものには、その人の魂が宿る。 映画のラストはGiraffe Blues で、完全にメサカナエンドでしたね。

 

・カナメさんのこと好きになっちゃった

  夜空に向かって手を伸ばしたカナメさんの歌い出し:「伸ばした指を 掠めるほどに」が劇場にアカペラで響いて心が震えました。回想シーンの尺長かったけど、全てはこの歌で感動するため。

  ワルキューレが捕まった後、カナメとレイレイとフレイアの3人が脱走しようとする時かな?それかロイドの前に引き出された時か忘れちゃったけど、咄嗟にフレイアとレイレイを背中に庇って腕を広げたカナメがめちゃくちゃかっこよかった。最高のリーダー。

 

・その他

  ガタイがいいマキマキと華奢なレイレイが対照的に作画されていた気がする。最高。

  前半マキナが爆発からレイレイを守るシーンと、後半にレイレイがマキナを助けに病室に飛び込むシーンも対照的で良い。

  最初はワルキューレが好きじゃなくて、美雲の歌を聴いて初めて心に音楽がチクチク刺さったレイレイが、美雲に向かって「美雲はひとりじゃない!」と叫ぶところ胸熱。

 

 

以上。ハヤフレっていいな……。